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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第18章 噂
「またお昼にね。食堂じゃ目につくから、屋上で暑いけどお昼でも食べましょう。」

師長の後を冬は慌ててついていった。

「ああ。」

冬は栄一郎の視線が自分の背中に注がれていることが判った。

…こんなところで会っちゃうなんて。

また何か起こりそうな気がしていた。
各病棟に回ると、藤田隆が外科病棟で働いていた。随分前から復帰したと聞いていた。目が合ったがお互いに話しかけたりしない方が良いだろうと思い会釈をした。

…良かった元気そうで。

その姿を見て冬はホッとした。
病棟へ戻り、師長から細々とした説明を受けた。

「あなたが働いていた頃と殆ど変わっていないと思うんだけど。」

師長は説明をしてくれたが、細かいところが変更になっていて、そのたびに冬はメモを取っていた。

「主任も一応管理者になるので、日勤が増えて、夜勤は月に1-2回ぐらいかしらね。」

…やばい…変態エロが何かしでかさなきゃ良いけれど。

朝の出来事と良い、小鳥遊が少し心配だった。午前中は挨拶回りとであっという間に終わってしまった。

「あなた達が日本に帰って来ると、すぐ分かったのよ。小鳥遊先生がとってもご機嫌が良くなるから。」

…恥ずかしい。

「折角、師長さんが私を推薦して下さったので、夫婦でご迷惑をお掛けしないように頑張ります。」

「あなた達ならきっと大丈夫。何年も私を騙し続けられたんだから。公私混同はしないでしょうから。」

師長は、にこにこと笑いながら冬の肩を抱いた。

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