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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第20章 Moronsの決闘
「先に院長に話したんだな。サンキュ。副部長や、小鳥遊先生にも同じように説明してくれたみたいだから、これで動きやすくなったよ。院長が話を合わせてくれて、まっ…結果オーライだな。」

…結果オーライじゃないわよ。

「旦那さんは元気かい?」

「家に帰って来ないし、話してない。」

「おいおい…君こそ、早くしおらしく謝って、普通の生活に戻れよ。」

全てを台車からおろし終わって栄一郎は自分の腰をポンポンと叩いた。

「勝手に浮気と勘違いしたのは、あっちよ。探偵まで雇って…。」

「マジか…君は…ホントに愛されてるんだな。」

栄一郎が笑った。

「でも、浮気じゃないとすると弁護士が居た理由が付かない…もしかしたら、小鳥遊は何か感づいたかも知れないわ。」

「大丈夫だよ。どうせトーコのことだから、暫くこのままの状態を続けるんだろ?だとしたら、へーきだよ。」

まるで冬の行動を見抜いているようなその口ぶりに、冬はムッとした。

「ええ…そうする事にするわっ。」

冬が腕を組んで仁王立ちになった姿を見て、昔と変わらないなと思わず笑ったのを誤魔化すように慌てて言った。

「前より動き易くなったから、そうだな…あと2-3週間だろ。」

…そうだ。この時の為に頑張って来たんだ。

「そうね。またあとで…」

スタスタと大股で去っていく冬の後ろ姿を、栄一郎は笑いながら眺めた。

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