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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第20章 Moronsの決闘
「で…今回の許す条件として…。」

「許す条件って…なんか自分が全く悪くないような言い方じゃないですか。元はと言えば、あなたが石動さんと、こそこそやっていたからであって…。」

小鳥遊は眉を顰めた。

「だから、何度も言わせないで下さい。石動さんじゃなきゃダメだったんです!!それにあの時点では何も言えなかったんです。」

「それはそうですけれど…。」

患者の個人情報は厳しく守られている為好き勝手には見られない。薬剤部なら、月や年単位での各科の薬の使用状況などから、ある程度、照らし合わせも出来た。

「条件ですが、自分で情報を集めようとしないこと。ガクさん嘘つくのが下手糞ですから、はっきりいってあなたはこの件については戦力外です。」

「戦力外…だなんて。」

「だって、手術や外来もあるのに、情報収集なんてで出来ないでしょう?だからです。そして…一番大切なこと。」

冬は真面目な顔になった。

「これから先、私を信じて欲しいの。多くの人がこの事件に関わっているから、今回のようなことは慎んで下さい。」

冬は静かに小鳥遊を見つめた。以前より少し痩せて疲れているように見えたが、逆に生き生きしているようにも見えた。

「判りました。」

冬からは拘りや思いつめたような意気込みも同時に感じ、少々気になった。

「よし…さぁ夕飯食べましょう♪」

冬は、椅子から立ち上がり春を手伝った。


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