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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第20章 Moronsの決闘
「ええ…それも睡眠薬関連だと思います。詳しくは言えませんけど。」

「あなた僕より情報通じゃ無いですか。どーしてそれを早く言ってくれなかったんですか?」

「言えば、自分で調べようとするでしょ?どーせガクさんのことだから、医局や病棟や外来のPCで調べるでしょう?」

「あっ。」

「履歴を見れば、あなたのIDが判るんだから、ガクさんが外科の患者に何の用があるのかって、相手に怪しまれるでしょう?」

…そうだ。薬局ならまだ怪しまれなくて済むのか。

そこまで聞いて、何故冬が薬剤部でいつも過ごしていたのかが、ようやく理由が判った。

「11-12月を目途に、公表する予定で、弁護士さんとも相談していました。公になって無いので、病院の弁護士をまだ使う訳にはいかないんです。」

冬は探偵と弁護士にレイプの件を相談していることは、秘密にした。また小鳥遊が逆上したりしたら、それこそ計画はつぶれてしまう。

小鳥遊は興奮した様子で言った。

「実は僕は事後処理の為に代理副院長にならないかと、院長から言われたんですが、僕はまだ若造ですし、年齢や判断能力からして麻酔科医局長の藤田先生が適任だと辞退したんです。」

院長はあの時点で確証は無いが、小峠と外科医局長が事件に繋がっていたこを知っていたのだと小鳥遊は悟った。
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