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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第22章 謝罪会見
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「月性さんの無鉄砲な行いは、私も感心できません。けれど…彼女は、泣き寝入りするしか無かった女性達の苦しみ…その殆どは看護師なんです…を日の元に晒す結果となりました。」
小鳥遊は大きなため息をついた、小峠の部屋から見つかった動画は、几帳面な小峠らしく、日付とイニシャル、場所などが書き込まれていた。その数は聞いただけで2-30本はあるとのことだった。
「ええ…。」
「でもね…そうすることで、救われる人も居れば、また苦しむ人も居るという事。彼女はそれを知ってても、今回の事を公にしたかったんです。」
「…。」
「あなたたち家族も苦しいでしょうけれど、一番苦しんでいるのは、月性さんです。」
「ええ…判っています。」
師長が厳しい顔つきになった。
「…では…何故彼女を一人きりにさせるのです?」
「僕は…彼女が…。」
師長は小鳥遊の言葉を途中で遮った。
「あなた方が、彼女と距離を置きたかったからではないのですか?」
小鳥遊の頭は鈍器で叩かれたようだった。
「私が知っている小鳥遊先生は、愛妻家だった筈ですが違いましたか?」
師長は優しく微笑んで小鳥遊の前を去った。
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小鳥遊は大きなため息をついた、小峠の部屋から見つかった動画は、几帳面な小峠らしく、日付とイニシャル、場所などが書き込まれていた。その数は聞いただけで2-30本はあるとのことだった。
「ええ…。」
「でもね…そうすることで、救われる人も居れば、また苦しむ人も居るという事。彼女はそれを知ってても、今回の事を公にしたかったんです。」
「…。」
「あなたたち家族も苦しいでしょうけれど、一番苦しんでいるのは、月性さんです。」
「ええ…判っています。」
師長が厳しい顔つきになった。
「…では…何故彼女を一人きりにさせるのです?」
「僕は…彼女が…。」
師長は小鳥遊の言葉を途中で遮った。
「あなた方が、彼女と距離を置きたかったからではないのですか?」
小鳥遊の頭は鈍器で叩かれたようだった。
「私が知っている小鳥遊先生は、愛妻家だった筈ですが違いましたか?」
師長は優しく微笑んで小鳥遊の前を去った。
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