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無意味なPKを持つJKの話
第1章 あなたが愛しているのは後姿だけ
「...っ」
声は出せない。
なぜなら、声は似てないから。
違う。
私は聞いたことない。
似てない“らしい”から、だ。
固くつむった唇からも、声が出そうで手で口を押える。
仰向けに寝そべる彼の上で、背中を向けて腰を振る。
青い色のカーテンが、夕日に照らされて緑を帯び、部屋をほんのり照らす。
その明かりにほのかに浮かぶ私の背中を見て、きっと彼はありし日の彼女を想ってる。
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