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蜘蛛の巣
第11章 変わらぬ心、変わりゆく身体



「ンッ…あぁぁあんっ!」



二人の手で、華は達してしまった



「気持ち良かった?」



脱力し大きく息をする華の顔を綾斗が覗き込む

見つめてくる大きな瞳は、昔となんら変わらないはずなのに。

どこか大人っぽく見えるのは気のせいではないのだろう



「アーヤ…なんで……っ!?」



華の手に、何か硬くて熱いものが触れた



「あ……」

「ああ、ごめんね。わざとじゃないんだ」



綾斗は当たってしまった象徴を遠ざけるように華から離れる

服の上からでもその猛りがよく分かった



「もうっ、そんなに見ないでよ。恥ずかしいなぁ」



綾斗は顔を赤らめてそっぽを向く



「あの、それ…どうするの……?」



聞いてはいけないことを聞いているような気がして、華は少し口籠もった



「ああ、うん。そんないきなり全部したりしないよ。ハナも疲れてると思うし。

これから徐々に……ねっ?」

「それとも、もっとしたい?」



綾斗の手が再び華の胸に触れる

華は慌てて左右に首を振りまくった



「クスッ……冗談だよ」



綾斗は笑ってそう言うと、ブラを元に戻しシャツを直した



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