パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第11章 変わらぬ心、変わりゆく身体

「…っ…か、からかわないでよ！」

「ごめん、ハナがあんまり可愛かったから。つい」



綾斗と言葉を交わす間に茅斗がショーツを履かせようとする



「やっ……自分で出来る！」

「むぅ、このくらいやらせてくれたっていいじゃん！」



“このくらい”じゃ済まない程度のことを散々しておいて。



「ま、いいや。それで？」

「え？」

「ボクたちがもう子供じゃないって、分かってくれた？」

「これからは“男”として見てくれる？」

「……うん」

「良かった！」



分かるも何も、目の前の二人の状態を前にして否定することなど出来ない



「じゃ、後は自分たちで出来るから！」

「色々教えてくれてありがとね！」

「……こ、こちらこそ」



“馬鹿、何言ってるの私！”



無理やりだったのに−−−







「徐々に…か……」



二人が出て行った談話室で、華は小さく呟く



“それは…これから先もあるってことだよね……”



もう、あの頃には戻れないんだ−−−