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蜘蛛の巣
第15章 分かたれて。





「……もう、これで終わり」





その囁きと共にふっと茅斗の腕が緩んだ

我に返った華は急いでベッドから降りると寝室を後にする

一瞬開いたドアの隙間が残された茅斗を照らし出し、そしてまた暗闇に閉じ込めた







ボスッ



その中でベッドに倒れ込むと、彼は零れ落ちるものを止めるためにそっと腕で顔を覆っていたーーー









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