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蜘蛛の巣
第19章 傀儡子



「お帰り〜。あんまり遅いから先に帰っちゃおうかと思ったよ」



車で待っていた煉、要、和樹の三人は、それまでの沈黙が容易に想像出来るほど退屈そうな顔をしていた



「じゃ、帰りましょうか」



行きと同じメンツで車に乗り込む



「華、楽しかったか?」



助手席から結利が訊いてきた



「うん!」



華もそれに素直に頷く





多少気になることはあったけれど–––





******************************





「つっ…かれた〜……なんでみんなでお祭りなんて行かなきゃいけないんだろうね」



部屋に向かいながら和樹が大きな愚痴をこぼす

和樹と華の部屋は隣同士なので、解散しても最後まで一緒だ



「今まではなかったんですか? みんなで旅行とか」

「そりゃあ親族間の仲を深めるために行くことはあったよ? ゴールデンウィークのやつもそう。

でもみんなで一緒に遊びに行くなんてなかったし、誘っても全員参加することなんてまずなかったね」


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