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蜘蛛の巣
第22章 理由
その姿が堪らなく此方を誘ってくるから、男はそのまま耳まで撫ぜ上げ穴の中に舌を突き入れた
「んん…っ!」
ここにきて初めて女が声を上げる
彼女の頭の中には男の立てる水音だけが響いていた
「……ハァッ」
熱い吐息を感じて女の身体も同じだけ熱を帯びる
「服を脱いで脚を開け」
男の中に相手を想っての前戯などという存在はなく、従う彼女の陰唇に早くも自身を擦り付けていた
そこは男から溢れたものによってではなく、微かにヌメる
「フン、まだほとんど何もしてないのに……期待しすぎだっ」
「ああっ…ン!!」
一気に突き入れられ衝撃と快感に声が上がる
「いや…そういえばお前、は……来た時からすごい淫乱っぷりだったか……!?」
なんの躊躇もない律動に女の身体はソファと共に激しく揺れていた
「ンッ…ンッ……」
下手に口を開くと舌を噛みそうで、だが理性はもうそうして唇に力を入れておく為の分しか残っていないらしい