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蜘蛛の巣
第24章 水面下
「一族…ン……っに?」
「そうだよ」
軽く奥を責められながら華は必死に理解しようとする
「一族の意思に従って、お前はここに来た……だろ…っ?
なら示せよ……俺に従え!」
「は…ぅ! アッアッ……‼︎」
そんな彼女の理性を遥の最後の律動が押し流していった
「従い…ます……っんん!」
絶頂に強張った直後、ナカを擦る感覚に身体がビクビクと跳ねた
「……っ」
腹の上になま温かい液体が広がる
遥はそれを気にも止めず華の上に覆いかぶさると、そっと耳に囁いた
「抱かれろ……そのカラダで慰めろ」
それだけがお前の存在意義だ––−
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暗闇の中に、遥の言葉が響く
閉じた瞼の裏には目の合わない壮真の姿
そして髪を掠めていった煉の手の冷たさ–––
全てを夢に見てから、華はゆっくりとベッドから起き上がった