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蜘蛛の巣
第3章 救い、あるいは–––
「あっ…あぁ……なんか…変……!」
そうするうちにナカは大きくうねり始め、身体は壮真の指から更なる快楽を得ようと徐々に痛みを遠ざけていった
「ナカ…が……ふわふわする……」
それは続けざまに与えられる蕾への快感とシンクロして華の目の前はまるで靄がかかったようになる
このままどこか別世界へ飛んでしまいそうだーーー
壮真が中指も侵入させる
痛みはもうなかった
「ンン…アッ」
完全にその身を自分に委ね甘い声を上げる彼女と指に強く絡みつく肉壁が壮真に女の絶頂が近いことを告げる
だが華が達する前に壮真は指を引き抜き彼女を横たえた
「……?」
ベッドの脇に置かれたサイドテーブルに手を伸ばす壮真を華はぼうっと見つめる
彼女の身体は責めをやめられた為にもどかしく疼いていた
「…なんでそんなものが……!?」
彼が取り出したものを見て途端に現実に戻る華
「ここはもともと客室だからね……ホテルと同じようなものさ」
取り出したコンドームを装着しながら壮真はさらりとそう言った
華にしてみれば自分に与えられた部屋にそんなものがあったとはかなりの衝撃だったのだがーーー