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第9章 「ねぇ、先生…お義兄さんになったら抱いてくれるの？」

“ギシッ……”



今まで何度も未亜の身体に触れてきたことはあったけど
こんな風にベッドで横たわって触れたことなんて初めてで……
学校は学校でスリルがあってドキドキしたけど
ベッドで男女が裸になって
周りのことなんて一切気にしなくていいこの環境も悪くない。


「ふっ…んっ……」


未亜はいつも声を我慢してきたら――
声を我慢することが当たり前になっているんだろう。
ホテルだから声を出してもいいのに……
だけど必死に我慢している姿が可愛くて…もう少しその姿を見たくなる。



「未亜…口開けて。」



「礼人さん……っ」



潤んだ目で恥ずかしそうにゆっくりと口を開く未亜
恥ずかしいのか全然口は開かなかったけど
そのわずかな隙間に舌を滑り込ませた。