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【NEW】クロスな関係。
第7章 指輪。
「ハートで可愛いじゃない。美月よく似合っているわよ。」



「いや、それはっ――」



未亜のなのに……その言葉が出なくて嫌になる。
お義母さんの喜んでいる声やお義父さんの優しい微笑を見ていたら余計に言えない。



「ありがとうね、礼人。」



どうして美月はそんな嘘をついたのだろう。
再会した日、俺が指輪のブランドの袋を持っていたのは知っているはずなのに。



「我々も仕事があるし、2人に未亜を任せるか。な、母さん?」



「そうね…美月よろしくね。」



美月と話がしたかったから、ご両親が仕事にいってくれて助かった。
だけど未亜が熱を出しても、しかもすでに夜なのにまた仕事にいくぐらい忙しいって
子供からしたら少し寂しいだろうな……。
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