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another storys
第7章 ふたりの未来 【社内恋愛のススメ】
「それは…谷口くん本人に聞いてみるしかないんじゃない?」

禁煙室の席をキープできれば以前と変わらず私と遙は一緒にお昼を食べている。

「そりゃそうなんだけどさぁ…でも単刀直入に聞いちゃったら本音が聞けなさそうじゃない…?」

「んー、じゃ、男同士で座談会でもしてもらう?」

「何それ楽しそう!」

「樹さんがさぁ…最近機嫌が悪くて…」

「何それ。パタニティブルーってヤツ?」

「多分違う。煙草減らす努力してるのと、禁酒と禁欲でストレス溜まってるだけ…」

「なっさけな…」

「まぁそう言わないで….だからストレス発散の為に呑み会でも行ってもらうしかないかなーと思ってて。宮本さんとか、谷口くんも誘って?宮本さんとかにそれとなく聞いてもらうとか、してみる?」

「いいね、でも、うちらもその話聞きたくない?」

「…私、禁酒中なんですけど。」

「いいじゃん私ジュースでもいいよ?目の前の人間が、呑んでないだけでもマシでしょ?」

そうして、男どもの呑み会をこっそり盗み聞きする会、の企画が始まった。
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