この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
another storys
第13章 Lesson ー笑顔の魔法ー【パズルⅡ】
黙り込んだ私に、長野さんが続ける。

「君は悪くない。強いと思う。だけど、周りも同じように強いわけじゃない。それにね、強い人って、鈍感でもあるんだよ。」

鈍感…といわれるとなんか…とちょっとムッとした私に長野さんは

「何に鈍感かわかる?それはね、自分の痛み。」

自分の痛み…?

「自分が傷ついて、血を流しても気づかない。だから平気で立っていられる。だけど、痛みってのは自分を護るシグナルだから。痛みに気付かないってのは実は危険なことでもある。例えば井上さん、何かあった時、こんなことで傷付くほど自分はヤワじゃない。って思ったこと、ない?」

何度もあった。

「転んで怪我して血が出たら手当する。血がだらだら流れてるのに放置してる人はあんまりいない。それは傷の具合が目に見えるから。でも心の傷は目に見えないから、無視しようとすれば無視できる。見て見ぬふりをしてるだけで、実は心は傷ついてるかもしれない。」
/647ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ