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another storys
第15章 花火ーケンカの後は…【パズルⅡ】
「海?」
7月半ばの土曜日、大学生になった美桜と会ってるとき、セルフカフェの店内で、ラテをストローで吸いながら美桜が切り出した。
「うん。月末の28日なんだけど、友達の彼氏が車出してくれるからみんなで行こうって言ってて。だからね、水着買いに行きたいんだぁ。この後一緒に行ってもいい?」
「…いい、けど…」
海、かぁ…もう何年も行ってない。それこそ大学時代くらいじゃないか…?
社会人になってから、夏のイベントと言えば、美桜が中学ン時に花火行ったのとか。
何年か前に会社のメンバーでBBQしたくらい…いや、アレはGWだったか…
夏に欠かさず行くところなんてビアホールと墓参りくらいしか思いつかん…
ぼんやり考えてると。
「 ねぇ、聞いてる?」
と怒られた。
「ごめん、何が?」
「晃一くんは一緒に行けるかって聞いてるの!」
「俺?え、いつ行くって?」
「だから!28日、平日だけど有休取れる?って聞いてるの。」
有休…ねぇ。
別に忙しい時期じゃないから取れなくはないけどさ。
7月半ばの土曜日、大学生になった美桜と会ってるとき、セルフカフェの店内で、ラテをストローで吸いながら美桜が切り出した。
「うん。月末の28日なんだけど、友達の彼氏が車出してくれるからみんなで行こうって言ってて。だからね、水着買いに行きたいんだぁ。この後一緒に行ってもいい?」
「…いい、けど…」
海、かぁ…もう何年も行ってない。それこそ大学時代くらいじゃないか…?
社会人になってから、夏のイベントと言えば、美桜が中学ン時に花火行ったのとか。
何年か前に会社のメンバーでBBQしたくらい…いや、アレはGWだったか…
夏に欠かさず行くところなんてビアホールと墓参りくらいしか思いつかん…
ぼんやり考えてると。
「 ねぇ、聞いてる?」
と怒られた。
「ごめん、何が?」
「晃一くんは一緒に行けるかって聞いてるの!」
「俺?え、いつ行くって?」
「だから!28日、平日だけど有休取れる?って聞いてるの。」
有休…ねぇ。
別に忙しい時期じゃないから取れなくはないけどさ。