パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第15章 花火ーケンカの後は…【パズルⅡ】

美桜が海に行く当日。
その日は朝から暑かった。
出勤前にチラッと見た朝の情報番組で、この夏イチの暑さと言っているのを見て、朝からげんなりした。

そんな日に限って、オフィスの空調の調子が悪く、内勤なのに事務所が暑い。
普段空調の効いた部屋で、外気を感じるのなんて通勤と昼休憩くらい。仕事で昼間外出することもあまりない。
外に行く仕事してる人には怒られそうだけど、それでも室内で暑いってのは、集中力が落ちる。
夏場はノータイだけどさすがに素肌にYシャツってワケにいかないからTシャツは着るし。その上にYシャツ着てるのすら暑い。

暑さに耐えて仕事を終え、会社を出たのが19時。
あまりの暑さに同僚と一杯呑んで帰ることにした。
明日もう一日あるけど、深酒しなきゃ大丈夫だろ。
居酒屋でビールを2～3杯呑み、適当につまんで、暑さも引いたし適当に帰ろう、となったのが21時。
自制利いてるわ、我ながら。
なんて思いながら居酒屋を出て駅まで歩く途中、男に肩を抱かれてホテルから出てくる美桜が居た…