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another storys
第15章 花火ーケンカの後は…【パズルⅡ】
未玖ちゃんが微笑む。
「誰だって幸村さんと同じ状況なら浮気を疑うと思います。共通の知り合いとかいなかったら客観的な確認なんてできないし。ずっとモヤモヤが残りますよ。お父さんつながりなんて私もびっくりしたけど、そんな縁まで頼って私に聞きに来るなんて、普通なかなかできませんもん。ちょっと感動しちゃった。」
「大人げないって、わかってるんだ。自分でも… 」
「いくら年上の大人の彼氏でも、その状況で、やきもちも焼かない、言ったこと鵜呑みにして何も言ってくれなかったら、逆に不安になるんじゃないかしら。だって、自分が逆の立場なら素直に納得なんてできませんよ。だから、そんな必死になってくれるって、女としては嬉しい部分もありますよ。ま、ホントに疾しいことがあったらコワイでしょうけど。」
「ごめんね、ホント。」
「いいえ。お気になさらず。あっちも楽しそうだし。」
と未玖ちゃんが指さしたリビングでは、親父と未玖ちゃんの両親がゲラゲラ笑いながら話していた。
「誰だって幸村さんと同じ状況なら浮気を疑うと思います。共通の知り合いとかいなかったら客観的な確認なんてできないし。ずっとモヤモヤが残りますよ。お父さんつながりなんて私もびっくりしたけど、そんな縁まで頼って私に聞きに来るなんて、普通なかなかできませんもん。ちょっと感動しちゃった。」
「大人げないって、わかってるんだ。自分でも… 」
「いくら年上の大人の彼氏でも、その状況で、やきもちも焼かない、言ったこと鵜呑みにして何も言ってくれなかったら、逆に不安になるんじゃないかしら。だって、自分が逆の立場なら素直に納得なんてできませんよ。だから、そんな必死になってくれるって、女としては嬉しい部分もありますよ。ま、ホントに疾しいことがあったらコワイでしょうけど。」
「ごめんね、ホント。」
「いいえ。お気になさらず。あっちも楽しそうだし。」
と未玖ちゃんが指さしたリビングでは、親父と未玖ちゃんの両親がゲラゲラ笑いながら話していた。