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another storys
第19章 Lunch Time girls talk【同級生】
「う、うん…ま、まぁ、ね」
よかった…流石にこのカッコだと雑誌のお坊さんとイコールにはならないみたい…笑ってごまかしながら谷口さんと別れ、右側の助手席に乗り込んだ。
ほーっ、と溜息をついて助手席で胸をなで下ろすと、玄くんが怪訝な顔を向ける。
「どした?」
「どうしたもこうしたも…見たわよ、イケ坊セレクション…さっき一緒にいた同僚のコが、お寺拝観に凝ってて、お昼休みにそういう雑誌見てたの。で、イチオシのカッコイイお坊さんが玄くんだったってわけ。コッチはまさか私の彼だとも言えないしさ、バレないかヒヤヒヤしたんだから…」
「あぁ、アレか…あれ兄貴が載る予定だったんだよ。記者の都合で1日取材がズレてさ。その日は兄貴が法事でいない日だったから。そういう場合は普通は再度日程調整するか、誰か他の人当たるかなんだろうけど、親父がお前が受ければいいだろうって勝手に受けちゃったんだ。不可抗力だよ…」
よかった…流石にこのカッコだと雑誌のお坊さんとイコールにはならないみたい…笑ってごまかしながら谷口さんと別れ、右側の助手席に乗り込んだ。
ほーっ、と溜息をついて助手席で胸をなで下ろすと、玄くんが怪訝な顔を向ける。
「どした?」
「どうしたもこうしたも…見たわよ、イケ坊セレクション…さっき一緒にいた同僚のコが、お寺拝観に凝ってて、お昼休みにそういう雑誌見てたの。で、イチオシのカッコイイお坊さんが玄くんだったってわけ。コッチはまさか私の彼だとも言えないしさ、バレないかヒヤヒヤしたんだから…」
「あぁ、アレか…あれ兄貴が載る予定だったんだよ。記者の都合で1日取材がズレてさ。その日は兄貴が法事でいない日だったから。そういう場合は普通は再度日程調整するか、誰か他の人当たるかなんだろうけど、親父がお前が受ければいいだろうって勝手に受けちゃったんだ。不可抗力だよ…」