この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
another storys
第22章 Promise【秘密の恋人】
愛し合った後の、甘い倦怠感の中。
義隆さんの胸の中で甘える。
「今日…ありがとう…」
「何が?」
「…指輪…貰えると思ってなかったから…」
「発売は来春だと言ってたから、ちょうど菜摘の誕生日、頃かな…ちょっと早いか…」
「…義隆さんの誕生日の頃じゃない?お返ししないと。何かリクエストはない?」
「….君がそばに居てくれればそれでいい。」
「またそんな事言う…指輪、そんなに高いのでなくてもいいのよ?隆行さん驚いてたもの…値段の話をするのはいやらしいかもしれないけど、無理はして欲しくないの。」
「心配しなくてもいいよ。結婚するなら、エンゲージリングにマリッジリング、挙式に披露宴…人並みにしようと思えば何百万も掛かる。そんなのを全部省略してるんだから、指輪くらい大したことじゃない。」
義隆さんはきゅっと抱き締めてくれる。
こうして抱き合うと、身体の凹凸がぴたりと一致して、あぁ、私たちは対(つい)なんだな、と実感できた。
私は義隆さんの腕の中で、甘えながら眠った。
義隆さんの胸の中で甘える。
「今日…ありがとう…」
「何が?」
「…指輪…貰えると思ってなかったから…」
「発売は来春だと言ってたから、ちょうど菜摘の誕生日、頃かな…ちょっと早いか…」
「…義隆さんの誕生日の頃じゃない?お返ししないと。何かリクエストはない?」
「….君がそばに居てくれればそれでいい。」
「またそんな事言う…指輪、そんなに高いのでなくてもいいのよ?隆行さん驚いてたもの…値段の話をするのはいやらしいかもしれないけど、無理はして欲しくないの。」
「心配しなくてもいいよ。結婚するなら、エンゲージリングにマリッジリング、挙式に披露宴…人並みにしようと思えば何百万も掛かる。そんなのを全部省略してるんだから、指輪くらい大したことじゃない。」
義隆さんはきゅっと抱き締めてくれる。
こうして抱き合うと、身体の凹凸がぴたりと一致して、あぁ、私たちは対(つい)なんだな、と実感できた。
私は義隆さんの腕の中で、甘えながら眠った。