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第22章 Promise【秘密の恋人】

ケーキを食べて、コーヒーを飲んでからプレゼントを渡すと、義隆さんは誕生日に人から何か貰うなんて何十年ぶりだろう…と驚いていたけど、部屋着の上から着てもらったら、サイズもピッタリで、着てないみたいに軽い、と喜んだ。
「指輪のお返しには遠く及ばないけど、日常生活で何か使えるものをあげたかったの。」
「最近は傘を持ってない時に降られて、コンビニで買ってビニール傘が増えていくのが困ってたんだ。これなら鞄の中に常に入れておけばいつでも困らないし、傘のように置き忘れたりすることがないからいいね。ありがとう、菜摘。」
レインコートを脱いで畳み、付属のポーチにしまいながら、片手で私を抱き寄せてキスしてくれた。
「指輪のお返しには遠く及ばないけど、日常生活で何か使えるものをあげたかったの。」
「最近は傘を持ってない時に降られて、コンビニで買ってビニール傘が増えていくのが困ってたんだ。これなら鞄の中に常に入れておけばいつでも困らないし、傘のように置き忘れたりすることがないからいいね。ありがとう、菜摘。」
レインコートを脱いで畳み、付属のポーチにしまいながら、片手で私を抱き寄せてキスしてくれた。

