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another storys
第23章 Become a family 【パズルⅡ・運命の恋人】
クラスメイトたちも、由香本人が、素直に、同情されるのが嫌だった、と告白したことで、分からなくはない、と理解を示し、お互いが少しずつ歩み寄ることで、卒業する頃には普通のクラスメイトになっていった。
俺は、当然のことをしたまでだ、と。
相手が由香でなくても。
例え男でも、同じようにとりなした、と思っていた。…つまり、他意はないと。でも、卒業式の日に、別れ際由香にキスされて。
そして、離れて初めて、由香のコトが好きだったのだ、と気付いた。
中学、高校を通して、告白される事もあったけど、付き合うこともなかった。女の子を好きになる、ということが、よくわからなかった。
もちろん俺だって、心身ともに健全なティーンエイジャーだったから、人並みに性欲はあったし、そういう意味で女の子の身体に興味はあった。
だけどそれと、好き、という感情がどうもイコールにならなくて。
告白してきたコを、好きになれるかどうかわからないのに付き合うのは、そういう対象としてしか見られない気がして、申し訳なかった。
俺は、当然のことをしたまでだ、と。
相手が由香でなくても。
例え男でも、同じようにとりなした、と思っていた。…つまり、他意はないと。でも、卒業式の日に、別れ際由香にキスされて。
そして、離れて初めて、由香のコトが好きだったのだ、と気付いた。
中学、高校を通して、告白される事もあったけど、付き合うこともなかった。女の子を好きになる、ということが、よくわからなかった。
もちろん俺だって、心身ともに健全なティーンエイジャーだったから、人並みに性欲はあったし、そういう意味で女の子の身体に興味はあった。
だけどそれと、好き、という感情がどうもイコールにならなくて。
告白してきたコを、好きになれるかどうかわからないのに付き合うのは、そういう対象としてしか見られない気がして、申し訳なかった。