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another storys
第24章 かわいいひと【Cross roads】
声を掛けられたのは、美佳ちゃんがお手洗いに、と席を外しているときだった。
一人でぼんやり座ってると、2~3人の女の子が居た。
20代半ば~後半、て感じで、キレイにドレスアップしてるし、会場は貸切で、他の結婚式とかち合ったりしない、ということだったから、結城さん側の招待客だろうか。どうしよう、と戸惑ってると、美佳ちゃんが戻ってくるのが見えた。
「すみません、一人じゃないんで。」
愛想笑いをしてそそくさと席を立つ。
「美佳ちゃん!」
手を振って美佳ちゃんの近くに行った。
俺のはるか後ろに女性群を見つけた美佳ちゃんは上目遣いで。
「ナンパされてたの、隆行くん…」
「声かけられて、誰かわからないし、招待客だろうから邪険にもできないしさ…」
「一緒に居なきゃダメね…隆行くん、ホントにカッコいいんだもの。そりゃ声くらい掛けられるわよ…」
美佳ちゃんが溜息を吐いた。
一人でぼんやり座ってると、2~3人の女の子が居た。
20代半ば~後半、て感じで、キレイにドレスアップしてるし、会場は貸切で、他の結婚式とかち合ったりしない、ということだったから、結城さん側の招待客だろうか。どうしよう、と戸惑ってると、美佳ちゃんが戻ってくるのが見えた。
「すみません、一人じゃないんで。」
愛想笑いをしてそそくさと席を立つ。
「美佳ちゃん!」
手を振って美佳ちゃんの近くに行った。
俺のはるか後ろに女性群を見つけた美佳ちゃんは上目遣いで。
「ナンパされてたの、隆行くん…」
「声かけられて、誰かわからないし、招待客だろうから邪険にもできないしさ…」
「一緒に居なきゃダメね…隆行くん、ホントにカッコいいんだもの。そりゃ声くらい掛けられるわよ…」
美佳ちゃんが溜息を吐いた。