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another storys
第26章 シンデレラ ガール【同級生】
確かに私…なんだけど、私じゃないみたい。
しっかりコッテリ塗ってるはずなのに、ケバくない。
ナチュラルで…なんていうか、すごく、華やか。
コレがメイクアップというものなのなら、普段私がしている化粧は何なのかしら…
パチパチと瞬きする私に、鏡の中の関口さんが微笑む。
「どう? コレがミドリちゃんのスペック。活かしきれてなかった、って解る? 化粧って、ただ塗りゃいいってモンじゃないの。日本人は彫りが浅いから、ファンデだけじゃ余計にのっぺりしちゃうのよ。ハイライトとシャドウを入れて凹凸を強調したほうがいい。でもやり過ぎるとコントになっちゃうから、すこーしだけ。そのホンのひと手間で、変わるの。アイメイクとリップは色さえ間違えなきゃ、つけ過ぎかな、ってくらいつけても大丈夫。じゃ、洋服着替えて撮影に行きましょ?」
関口さんに促され、フィッテングルームに入った。
しっかりコッテリ塗ってるはずなのに、ケバくない。
ナチュラルで…なんていうか、すごく、華やか。
コレがメイクアップというものなのなら、普段私がしている化粧は何なのかしら…
パチパチと瞬きする私に、鏡の中の関口さんが微笑む。
「どう? コレがミドリちゃんのスペック。活かしきれてなかった、って解る? 化粧って、ただ塗りゃいいってモンじゃないの。日本人は彫りが浅いから、ファンデだけじゃ余計にのっぺりしちゃうのよ。ハイライトとシャドウを入れて凹凸を強調したほうがいい。でもやり過ぎるとコントになっちゃうから、すこーしだけ。そのホンのひと手間で、変わるの。アイメイクとリップは色さえ間違えなきゃ、つけ過ぎかな、ってくらいつけても大丈夫。じゃ、洋服着替えて撮影に行きましょ?」
関口さんに促され、フィッテングルームに入った。