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another storys
第28章 それぞれのX'mas 【Cross roads 他】
「温泉?」
「そう。滋賀の雄琴温泉。行ったことある?」
「ないけど…」
「私も行ったことはないんだけど、良さそうな宿が取れたから、23日、1泊でどうかと思って。…その、2人でどこかに、っていうのも今までなかったし。もちろん、菜摘が他に行きたい所があるなら、探してもいいよ。今からだと難しいかもしれないけど。…まぁ、でも、テーマパークとか、疲れそうな所は出来れば、避けたいかな…」
義隆さんとテーマパーク。
あまりにもかけ離れてて、ちょっと想像できない。
と、いいながら、丸い耳のカチューシャを付けた私と耳付きキャップの義隆さんを思い描くと頰がピクピクと引き攣った。
「どうしたの、微妙な顔して…」
「うぅん、何でもないの。温泉、いいんじゃない? 楽しみだわ。」
「そう。良かった。昼間とか翌日は、琵琶湖畔のドライブでもしようか。」
「いいわね。じゃあ、ランチできそうなお店とか調べてみる。」
「宜しく。」
その会話は、そこで終わった。
「そう。滋賀の雄琴温泉。行ったことある?」
「ないけど…」
「私も行ったことはないんだけど、良さそうな宿が取れたから、23日、1泊でどうかと思って。…その、2人でどこかに、っていうのも今までなかったし。もちろん、菜摘が他に行きたい所があるなら、探してもいいよ。今からだと難しいかもしれないけど。…まぁ、でも、テーマパークとか、疲れそうな所は出来れば、避けたいかな…」
義隆さんとテーマパーク。
あまりにもかけ離れてて、ちょっと想像できない。
と、いいながら、丸い耳のカチューシャを付けた私と耳付きキャップの義隆さんを思い描くと頰がピクピクと引き攣った。
「どうしたの、微妙な顔して…」
「うぅん、何でもないの。温泉、いいんじゃない? 楽しみだわ。」
「そう。良かった。昼間とか翌日は、琵琶湖畔のドライブでもしようか。」
「いいわね。じゃあ、ランチできそうなお店とか調べてみる。」
「宜しく。」
その会話は、そこで終わった。