この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
another storys
第29章 2人のX'mas【同級生】
今年のクリスマスは、3連休で。
玄くんに、どうするの?と聞いてみた。
「どうするって?」
てっきり、何かイベント的なコトを提案してくれると思ってた私は、完全に肩すかしをくらって、黙り込んだ。
「ターキーの丸焼きでも食う?」
……そんな本場のクリスマスは想定してなかった。
「翠さぁ。クリスマスって本来どういうイベントだか、知ってる?」
玄くん冷めた口調と視線に、私のテンションは急降下。
「本来はね、クリスチャンが、家族揃って1年の締め括りと、新しい年を迎えられる喜びを噛み締めて、キリストに感謝する神聖な祭りなの。日本みたいにサンタコスしたバカップルがハメを外して大騒ぎする祭りじゃないの。そんなん、邪道どころかバカにすんなってキリスト教徒に刺されても文句言えないよ?」
…そこまで言わなくても。
玄くんに、どうするの?と聞いてみた。
「どうするって?」
てっきり、何かイベント的なコトを提案してくれると思ってた私は、完全に肩すかしをくらって、黙り込んだ。
「ターキーの丸焼きでも食う?」
……そんな本場のクリスマスは想定してなかった。
「翠さぁ。クリスマスって本来どういうイベントだか、知ってる?」
玄くん冷めた口調と視線に、私のテンションは急降下。
「本来はね、クリスチャンが、家族揃って1年の締め括りと、新しい年を迎えられる喜びを噛み締めて、キリストに感謝する神聖な祭りなの。日本みたいにサンタコスしたバカップルがハメを外して大騒ぎする祭りじゃないの。そんなん、邪道どころかバカにすんなってキリスト教徒に刺されても文句言えないよ?」
…そこまで言わなくても。