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第18章 友也の浮気

自分も…

新婚時代に一度だけ

浩二と夫婦喧嘩したことが

あったがここまで

ひどくはなかった。

「若いって…
良いわね？」

そう思ってコーヒーを

飲んでいるところに

恵子が泣きながら

ゆりのところへ

駆け込んできた。

「ゆりさん！！」


玄関のチャイムが鳴る。

「はぁい…」

ゆりが玄関に出ると

恵子が泣きべそをかきながら

玄関に立っている。

「恵子さん
随分派手に…」

「ゆりさん…
私…」

「とにかく…
中に入って…」

ゆりは恵子を家の中に

招き入れた。

「一体…
どうしたの？
恵子さん新婚で
先日…
あのことがあってから
二人は仲良し
だったのでは?」

「それが…
友也！！
また浮気したんです…」

「はぁ…」

恵子は真剣だ。

「友也に問い詰めたら…
「男の浮気は
甲斐性だ！！」
なんて言うんですよ。

私…悔しい！！」

恵子はまた泣き出した。

「うーん…
男の浮気は
甲斐性だって…
違うと思うな？？」

「私…悔しい！！」

「とり合えず…
今日はここにいてね？
それと…
明日にでも
私が中に
入ってあげるから
話をして
みましょう？？」

ゆりは恵子を

自宅に一泊させた。

今は竜は仕事でいない。

助かったとゆりは思った。