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第18章 友也の浮気

竜がいれば騒ぎが

大きくなりそうだ…


次の日…

友也が朝早くゆりを

訪ねて来た。

「すいません…
妻がお邪魔
していませんか?」

友也はばつが悪そうに

ゆりに聞いた。

「友也さん？
恵子さんから
話は聞いたわよ？」

ゆりは友也を睨んだ。

あの一件の時…

ゆりは恥ずかしい思いを

させられて…

友也に浮気は絶対に駄目と

念を押していたのだった。

「すいません…」

友也はばつが悪そうに

ゆりに謝罪した。

「とにかく…
中に入って…」

友也が中に入ると

恵子が友也を睨んでいる。

「まぁまぁ…」

ゆりが中に入って友也に

「友也さん…
恵子さんに…
浮気は男の甲斐性…
と言い切ったそうね？」

「はい…
でも、あれは勢いで…」

「勢いだからと
言って良い事と
悪いことがあるでしょう?」

さらに友也を睨む。

「は…い…」

「友也さん…
恵子さんは
暫くここで
預かります。」

「え？でも…」

「デモもストライキも
ありません！！」

「は…い…」

「反省しなさい！！」

「ごめんなさい…」

「私ではなくて…
恵子さんに謝るの！！」

「は…い…
恵子…すまん…」

「…　…」

「ところで友也さん、
浮気相手とは…
縁が切れたんで
しょうね？」

「それは…」

それを聞いた恵子は

友也に飛び掛った。