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淳、光と闇
第21章 淳と雄二 愛の結晶

「あ、待って!」
由美が二人を呼び止めて雄二に
封筒を差し出した。
「これは旦那様と私から。
デートの足しにでもしなさい。」
とお金を差し出した。
「い、いえ、
恐れ多い事で…
これは受け取れません。」
雄二は辞退したが由美は
「大の男が資金もなくて
何がデートですか?」
と雄二を叱る。
現実、雄二は給料は
省吾の預かりとなっている為に
自分のお金は持っていない。
今日のデートも
淳が出す事になっていた。
「男なら格好の良い所
見せなければいけませんよ。」
由美が笑いながら
雄二の手に封筒を握らせて
「旦那様からですよ。」
「旦那様が…」
「そうです。
お礼を言いなさいね。」
「はい…」
二人は手を握って屋敷を出た。
由美は
「本当に仲の良い、
待ったでしょうね。
可愛そうに…」
と涙を流す。
厳しいかもしれないが
今はいつも一緒に
入れない二人を
由美は不憫で仕方なかった。
しかし、それ故に二人は
しっかりと手を繋ぎ
肩を寄せ合って歩いていく。
街へ出ると二人は
公園でベンチに座った。
お互いがくっつきあって
相手の存在を確かめ合い、
そして静かに唇を重ねる。
二人の手がお互いの背中に回って、
「やっと会えた…」
「待ったよ…」
と幸せの時を刻んだ。
由美が二人を呼び止めて雄二に
封筒を差し出した。
「これは旦那様と私から。
デートの足しにでもしなさい。」
とお金を差し出した。
「い、いえ、
恐れ多い事で…
これは受け取れません。」
雄二は辞退したが由美は
「大の男が資金もなくて
何がデートですか?」
と雄二を叱る。
現実、雄二は給料は
省吾の預かりとなっている為に
自分のお金は持っていない。
今日のデートも
淳が出す事になっていた。
「男なら格好の良い所
見せなければいけませんよ。」
由美が笑いながら
雄二の手に封筒を握らせて
「旦那様からですよ。」
「旦那様が…」
「そうです。
お礼を言いなさいね。」
「はい…」
二人は手を握って屋敷を出た。
由美は
「本当に仲の良い、
待ったでしょうね。
可愛そうに…」
と涙を流す。
厳しいかもしれないが
今はいつも一緒に
入れない二人を
由美は不憫で仕方なかった。
しかし、それ故に二人は
しっかりと手を繋ぎ
肩を寄せ合って歩いていく。
街へ出ると二人は
公園でベンチに座った。
お互いがくっつきあって
相手の存在を確かめ合い、
そして静かに唇を重ねる。
二人の手がお互いの背中に回って、
「やっと会えた…」
「待ったよ…」
と幸せの時を刻んだ。

