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淳、光と闇
第31章 淳、外来の恐怖

「淳、大丈夫?
しっかりしなさい!!」
「あ…婦長さん。
美紀さん、私犯された…」
そう言って二人に泣きついた淳。
「可愛そうに。
もう大丈夫よ?」
優しくなだめるさゆりと美紀。
そこへ健が現れ
「じゃじゃ馬は
犯されたが中には
精液は出されていなかった。
間一髪だったな。
与太郎、お手柄…」
「なぁに
少し飲みすぎていたから
助けるのが遅れた。」
「与太郎さん!!」
さゆりが与太郎を睨んだが
「淳を助けて頂いて
有難う御座いました。」
美紀と共に頭を下げてお礼を言った。
健が
「与太郎が外来で…
酒を飲んで寝ていなかったら。
今頃、じゃじゃ馬は…」
そう呟いた。
「そうね…」
さゆりが淳に
「しっかりしなさい。
最後の一線は
守れました。
与太郎さんが
助けてくれましたよ。」
「私…雄二…
ごめんなさい…」
淳はまだ泣いていた。

