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夜想曲~瑠璃色の奇跡~
第10章 思ひ出綴り・その後 其の三・~"考"その後山崎~


忍が使う淫具や、常人が考え付かないもんが沢山なんやが…

わいは忍や、そこはしゃーないわな。


(とりあえずは張り型くらいにしとくかいな?)


一番無難な選択…

鼈甲の張り型は高価過ぎて、中々出回らないし見掛ける事も無いが、木や陶器の張り型は普通に出回っていて…

と言っても決して安い値では買えん、持ってる言うたら大名旗本や大店か僧侶‥そんなところ。

町人の奥方は色々代用品を使う聞いた事があるな…

主に野菜やったか?
それが知らぬ顔して飯に出て来るなんて話…

落語だっような気もする??

それだけ張り型が定着しているって事やけど……


そうと決めたら、奥の道具部屋から張り型持って来ないとな…

これで菊門を責めて橘を鳴かせて・・・・・・・・・・・・あれっ!?!?



ーーーーーーーー



「ま‥まぁ、あるよな……」

ふと壮大な妄想から我に返ってみると、沖田はんと橘の部屋に斉藤はんが!?

しかも二人の格好…

軽く着流しを羽織っているとはいえ、沖田はんの上に橘が乗っかって、如何にも交わっている最中にしか見えん。

斉藤はん‥動揺し過ぎて大丈夫かいな??


「全く、お騒がせやなぁ…」

とは言ったものの……

今まで、あんな妄想を描いていたのが木っ端微塵…

だと言うのに…


(あかん…
完全に起ってもうてる)


あまりにも現実感を伴うものだっただけに、身体は素直に反応し、痛いくらいに肉棒が欲情し硬くなってしまっとる…

我ながら情けない………

兎に角、これを何とかするのが先や…



慌てて屋根の上から飛び降りた山崎…

その後どうしたかは、山崎だけの秘密である・・・・・







※作者注意※

この話は山崎蒸の妄想(暴走?)話です。

本人の都合のままの、性格設定・誇張などが含まれています。

ご参考までに…(笑)


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