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贖罪の檻。
第11章 快楽の多様性
「全く・・・・・・」
少女の卑猥な姿に呆れと言うか関心と言うか・・・たまらずため息を漏らした。
「処女だったと信じるでしょうか。」
なんども与えた刺激に反応をして妖艶に快楽に誘うように舞う姿にため息が出た。
「ひど、い・・・・・・」
男の言うとおりの自分が情けない。
「さて。私1人で楽しんでは、悪いですね・・・」
「・・・?」
男の台詞が気に掛かる。
ナギ
「椥さま、そろそろ入っていらしたらいかがです?」
「えっ?」
〝不在〟と訊いていた人物の名を男が呼んだので身体に緊張が走る。
「さすがは・・・優秀な執事ですね、彼方。」
ドアを開けてゆっくりと少女のベッドサイドへ歩み寄る。
「っ・・・・・・」
男の姿が視界の端に入ると頭が非道な仕打ちの全てを思い出し身体をブルブルと震えさせる。
「おやおや、どうしたんです?〝ご主人さま〟のお帰りですよ、挨拶はどうしました?」