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贖罪の檻。
第13章  流れて受け入れた快楽
  

 揺らされて身体に強烈に行為が〝気持ちいい〟と打ち付けられて光が霞<カス>んでいく。
 拒絶したい頭と心を置き去りに身体は、どんどん下流へと流れていく。そして頭と心に手招きをする。

 この、快楽は・・・なに?


 《 《


 チュ レル チュル


「んっ・・・・・・
(なん、だろう・・・。)」


 優しいキスに執事のワイシャツを掴んで唇を味わう。


「〝気持ちいい〟、ですか?」


「ふぇ・・・?
(気持ち、いい・・・の?)」


 舌をねじ込まれ口内を犯されても抵抗する気が起きない。


「んっ、・・・はぁあ、ぁん。
(・・・なんだか、フワフワする。)」


 シットリとした音が響く。

 下半身のことなど完全に忘れ去っていた。


 ズン!!


「っ!!?あ゙っ、ぁああ!
(痛っ!!)」


 キスに身体の緊張が解れていた所に最大の衝撃が走り我に返った。


「私を忘れては、困ります。」


  
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