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贖罪の檻。
第29章 縄の誘惑
「縄を・・・」
「2人は、下がりなさい。」
「はいよ。」
「畏まりました。」
椥の一声で2人は、部屋を素直に出て行った。
「月良・・・解いてあげますから、大人しくするんですよ。」
少女の小さな頷きに縄を解く決心をした。
思いの外キツく縛り上げられている縄を解こうにも固結びで上手くいかない。
「っ!!」
ドサッ 滑車に掛かっている縄を外されベッドに倒れ込んだ。
「固結びになっていてダメですね。」
「・・・手が、、、」
「奉仕がきちんと出来たらハサミで切ってあげますからね。」
「っ、、、」
男の笑顔が怖かった。
表情だけが笑みを作っていて瞳は、笑っていない。
》 》
這い上がれないほど堕としてくれればいいのに。
優しさが一瞬垣間見えるから・・・どうしても期待してしまう。