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危険な香りに誘われて
第8章 危険な虎
真紀が二度着替えをして、ようやく賢也のOKが出た。
ロング丈のスカートを履いてみせると、今度は、肩が開き過ぎだとクレームが入った。文句を言うと、上から手を突っ込まれ、仕方なく賢也の納得する服に着替える羽目になった。
しかし、交通手段では、電車で行くと譲らない真紀に根負けしたのは、賢也の方だ。
「他の女の子が乗った助手席には、絶対乗らない」
そこを言われると、従う他ない。賢也は、二度と助手席に他の女性は乗せないと誓い、車を買い替える決心をした。
午後3時過ぎ、二人は、梅田駅に到着。地上へ上がるためエスカレーターへと向かう。
先に賢也が乗り、後に続いて真紀もステップに足を乗せた。
手前に、高校生くらいの可愛いカップルがいる。仲良さそうに手を握って、初々しい。
女の子は、レース素材たっぷりの白いミニスカート姿。可愛いなぁ、私もあのワンピース着たかった。賢也のあほ。真紀は、賢也の尻を軽くつねった。
「痛っ。何すんだよ」
尻を撫でながら賢也が振り返った。
「別に」
「おい」
「えっ」
「俺の前に行け」
賢也が、真紀の手を掴んで、自分の前に立たせた。
何で、そんなこと言ったのか分からない。真紀は、後ろを振り返った。
中年男性二人が、ヒソヒソ話をしながら笑っている。ニヤニヤして見ているのは、真紀たちの前に立っている高校生のカップル。
「白だな」
「清純ぶって、どうせ、やりまくってんだろ」
「半ケツご披露とは、最近の娘は、欲求不満ですか」
「いや、羨ましいね。あのお尻、触ってみたいよ」
真紀は、嫌悪感を露わにした。
「最低。キモッ」
気持ち悪いほどニヤついた中年に聞こえるように、言った。
「お前も、あんなおっさんらの目の保養してやるところだったんだぞ」
そう言われると、返す言葉が無い。ロング丈のスカートのヒップに手を置いた。
「ほら、行くぞ」
ロング丈のスカートを履いてみせると、今度は、肩が開き過ぎだとクレームが入った。文句を言うと、上から手を突っ込まれ、仕方なく賢也の納得する服に着替える羽目になった。
しかし、交通手段では、電車で行くと譲らない真紀に根負けしたのは、賢也の方だ。
「他の女の子が乗った助手席には、絶対乗らない」
そこを言われると、従う他ない。賢也は、二度と助手席に他の女性は乗せないと誓い、車を買い替える決心をした。
午後3時過ぎ、二人は、梅田駅に到着。地上へ上がるためエスカレーターへと向かう。
先に賢也が乗り、後に続いて真紀もステップに足を乗せた。
手前に、高校生くらいの可愛いカップルがいる。仲良さそうに手を握って、初々しい。
女の子は、レース素材たっぷりの白いミニスカート姿。可愛いなぁ、私もあのワンピース着たかった。賢也のあほ。真紀は、賢也の尻を軽くつねった。
「痛っ。何すんだよ」
尻を撫でながら賢也が振り返った。
「別に」
「おい」
「えっ」
「俺の前に行け」
賢也が、真紀の手を掴んで、自分の前に立たせた。
何で、そんなこと言ったのか分からない。真紀は、後ろを振り返った。
中年男性二人が、ヒソヒソ話をしながら笑っている。ニヤニヤして見ているのは、真紀たちの前に立っている高校生のカップル。
「白だな」
「清純ぶって、どうせ、やりまくってんだろ」
「半ケツご披露とは、最近の娘は、欲求不満ですか」
「いや、羨ましいね。あのお尻、触ってみたいよ」
真紀は、嫌悪感を露わにした。
「最低。キモッ」
気持ち悪いほどニヤついた中年に聞こえるように、言った。
「お前も、あんなおっさんらの目の保養してやるところだったんだぞ」
そう言われると、返す言葉が無い。ロング丈のスカートのヒップに手を置いた。
「ほら、行くぞ」