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危険な香りに誘われて
第10章 やっぱり虎
【トラ】
ネコ科。単独行動する動物の中では、最強。ライオンよりも強いという説がある。繁殖期には、一日に何十回も交尾する。交尾最中にオスがメスの首を甘噛みすることもある。

「って、そのまんま賢也じゃないのーっ。でも、さすがに何十回はないか。そんなにやったら、こっちも体もたないし、死んじゃうって」

真紀は、リビングでノートパソコンを前に、一人でケラケラ笑っていた。ネットショッピングするはずが、いつの間にか『トラ』を調べることに目的が変わっていた。

「一人で、ノート見て、何騒いでんだ?」

賢也が冷蔵庫から取りだした炭酸水を手に声をかけてきた。

「虎に、ちょっと興味があって」

「阪神ファンなのか」

「違うよ、どっちかて言うと私は、日ハムの方が好き」

賢也が、眉をしかめた。

「はぁーっ?あり得ねぇ。お前、それでも大阪人か?」

「うちの父さんは、巨人ファンだよ」

「げーっ」

舌を出し、中指を立てる賢也を見て、真紀は、肩をすくめた。

「お兄が、熱狂的阪神ファンで、阪神巨人戦は、家の中が大変なんだよ」

どっちの味方しても面倒クサイから日ハムにしたという単純な理由だ。真紀は、パソコンの画面を指差した。

「ほら、賢也に似てると思わない?」
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