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危険な香りに誘われて
第15章 明けない夜はない
真紀が腰を跨ぐと賢也は、欲望に手を添えた。
ゆっくりと真紀の花弁の中へ飲み込まれていく様を互いに見つめていた。
「ああっ」
根元まで飲み込んで、壁がギュッと欲望を締め付けた。
賢也は、下から突き上げるようにゆっくりと腰を動かした。
「あんっ、あっ、ああっ」
真紀は、背中をのけ反らせた。欲望が、子宮の壁にぶつかるたびに、ズンズンと重い刺激を与えた。賢也は、腰の動きを早めた。
「ああああっ。だ、だめぇっ」
真紀が、ひぃひぃと声を震わせた。壁が、欲望を締め付ける。
「やめるのか」
「あんっ、だめっ。やめちゃだめぇ。んんっ、いくっ」
「まだいくな」
賢也は、容赦なく突き上げながら真紀に我慢しろと命令した。
「ああっ、賢也。一緒にいって」
クリトリスを擦りつけるように真紀の腰が動く。こつこつと先端が壁に当たり、舐められ吸い付かれているような感覚が襲う。賢也は、たまらず息を飲んだ。
「真紀っ」
子宮に向かって白濁の体液が飛沫をあげる。
力尽きたように真紀が賢也の体に倒れ込むと、賢也は、優しく抱き締めた。
何度も啄むようにキスをしてやると、真紀は、うっとりとした表情で賢也を見つめた。
その顔を見て、賢也は、泣きたくなり、涙が零れないようにギュッと目を瞑った。
愛してる。
心の中で何度も繰り返した。