この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
危険な香りに誘われて
第15章 明けない夜はない
どんなに辛くても、どんなに苦しくても、夜は明ける。
カーテンの隙間から差し込む光で、真紀は、目を覚ました。

本当に別れたのかな?
ひょっとして、夢だったんじゃないの?
普通に帰ってきて「ただ今。真紀、充電」って言いながら抱きついてくるんじゃないの?
賢也が出て行ったことを2週間経っても受け入れられずにいた。

ただ、大きなベッドで一人眠るのは辛く、賢也が出て行って以来、賢也の枕を毎晩抱き締めて眠った。賢也の匂いを消したくない思いから、カバーを取り替えられずにいた。
一日で、朝が一番辛い。
一人で目を覚ます度、本当に別れたんだと思い知らされるからだ。



ねぇ、賢也、寂しいよ。
賢也は、寂しくない?


体中にキスマークつけるほど束縛していたのに。
こんなに簡単に捨てるんなら。
束縛なんてしないでよ。
口うるさく言わないでよ。


心を束縛したまま、消えないでよ。



どうにかしろよ、あほ賢。


お願い、帰ってきて。


/505ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ