この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
危険な香りに誘われて
第17章 一場春夢
賢也が、オカザキの社長岡崎孝也の息子だというのは、社員の誰もが知っている。そして時期社長候補であることも。
会社の重役広川と、営業部長吉田を従えて、いつも不機嫌な顔しか見せない男が、女性社員の肩を抱き、経理課まで着き添う姿を見て、社員たちは、目を疑った。

「いったい、どうなってるの?」

「そうだよ。真紀ちゃん。俺のラブコールに応えてくれないと思っていたら、まさか賢也さんと、そんな仲になってたなんて、酷いよ」

「婚約してるって噂、本当なの?」

二人の関係が、社員に知れ渡るまで、大した時間は、掛からなかった。板倉が、噂をあちこちばら撒いたせいだ。

その噂は、皇帝の耳にも届いていたらしい。
経理課長から社長室へ行くように言われ、真紀の胃がキリキリと痛む。重い足取りで社長室へ行き、ため息をついた。
恐る恐る扉をノックすると。

「入れ」

くぐもった声がドアの向こうから聞こえた。



/505ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ