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危険な香りに誘われて
第3章 罠
ふぅ。真紀は、小さなため息をついた。
毎日、仕事帰りに不動産屋の前で、貼り紙とにらめっこ。
いつまでも修平のマンションにいるわけにはいかないと思うのに、良い物件が見つからない。
アパートは、安いが、防犯的に不安がある。しかし、ワンルームは、キッチン設備が小さい。
そんなこんなで、決めかねていた。
修平たちは、毎夜、情事を楽しんでいる。
夏樹は、堂々としたもので、のぞいてもいいと言う。
さすがに、それは遠慮した。
だが、正直、気にはなる。
「あっ。そこっ」
「しっ、声がデカい。クックッ、聞こえるぞ。それとも真紀に聞かせたいのか」
「だって、夏樹が・・・あっ、あっ、んんっ」
漏れ聞こえる喘ぎ声に真紀は、枕を抱き締め、息を殺した。
「ああ、夏樹、そこはダメだって」
修平の声がだんだん大きくなっていく。
「こうされるの好きだって、この前言っていたろ」
「いいっ、でもっ。ああっ、おかしくなる・・・・夏樹ーっ」
真紀は、ドキドキしながら聞き耳を立てた。
いったい、どんなことをしているのか。
毎日、仕事帰りに不動産屋の前で、貼り紙とにらめっこ。
いつまでも修平のマンションにいるわけにはいかないと思うのに、良い物件が見つからない。
アパートは、安いが、防犯的に不安がある。しかし、ワンルームは、キッチン設備が小さい。
そんなこんなで、決めかねていた。
修平たちは、毎夜、情事を楽しんでいる。
夏樹は、堂々としたもので、のぞいてもいいと言う。
さすがに、それは遠慮した。
だが、正直、気にはなる。
「あっ。そこっ」
「しっ、声がデカい。クックッ、聞こえるぞ。それとも真紀に聞かせたいのか」
「だって、夏樹が・・・あっ、あっ、んんっ」
漏れ聞こえる喘ぎ声に真紀は、枕を抱き締め、息を殺した。
「ああ、夏樹、そこはダメだって」
修平の声がだんだん大きくなっていく。
「こうされるの好きだって、この前言っていたろ」
「いいっ、でもっ。ああっ、おかしくなる・・・・夏樹ーっ」
真紀は、ドキドキしながら聞き耳を立てた。
いったい、どんなことをしているのか。