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危険な香りに誘われて
第3章 罠
我慢出来ずにショーツの中へ手を伸ばしてしまった。
二人の声だけで興奮してしまい、そこはもう、しっとりと濡れている。

「あんっ」

一番感じる突起を濡れた指で撫でると乳首が、ツンと硬くなる。

「やっ、だめっ、こんなの」

頭の中に浮かんできたのは、何故か賢也。
あの男は、どんなセックスをするんだろう。百戦錬磨なら、きっと想像できないくらい気持ち良くしてくれるんじゃないだろうか。

「どうされたいんだ」

あの低い声で囁かれたり、足を大きく開かれて、意地悪なことを言われたりしたら。
濡れちゃう。

「舐めて欲しいんだろ」

誰も舐めたことのない秘部。舐めて欲しい。

「あんんっ。いやっ、だめ。言えない」

「言わないと、してやらねぇぞ」

「ああんっ、舐めて。お願い」

ぴちゃびちゃと卑猥な音がする。信じられないほど濡れて、ショーツが冷たい。
自分でして、こんなに濡らすなんて、恥ずかしい。
私、本当はエッチなのかも。
円を描くように突起部分を撫でまわす。卑猥な水音は、ますます激しくなっていく。

「んっ、んんっ。あっ。ああーっ」

腰が浮き、触れている部分が、ピクンピクンと痙攣する。その感覚に驚いた。初めていったからだ。
経験数の少ない真紀は、一度も絶頂を味わったことが無い。
男のモノを受け入れることに、苦痛を感じることはあっても、気持ち良いと思ったことなんて無かった。





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