この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
危険な香りに誘われて
第19章 最期の夜
会社に警察が来てからの2週間、賢也は、何度となく本部へ足を運んだ。
本部は、稲田組の組長の申し出により、稲田組組長を除籍処分、逮捕された二名は、破門とすることを承認した。
「今回の件、裏から手を回して頂いて、お手間を取らせました。ありがとうございます」
賢也は、池の錦鯉に餌をやる津嶋会の組長に頭を下げた。
「なに、比呂とは、長い付き合いだからな。あまり、深く追求せんでくれと一言頼んだだけだ」
組長は、パンパンと手を叩くと賢也に顔を向け。
「それより、幹部の件、引き受けてくれるか?」
「それが、お望みなら」
組長は、鼻で笑った。
「随分、謙虚だな」
賢也は、無言で頭を下げた。
「しっかりやってくれ」
「失礼します」
本部は、稲田組の組長の申し出により、稲田組組長を除籍処分、逮捕された二名は、破門とすることを承認した。
「今回の件、裏から手を回して頂いて、お手間を取らせました。ありがとうございます」
賢也は、池の錦鯉に餌をやる津嶋会の組長に頭を下げた。
「なに、比呂とは、長い付き合いだからな。あまり、深く追求せんでくれと一言頼んだだけだ」
組長は、パンパンと手を叩くと賢也に顔を向け。
「それより、幹部の件、引き受けてくれるか?」
「それが、お望みなら」
組長は、鼻で笑った。
「随分、謙虚だな」
賢也は、無言で頭を下げた。
「しっかりやってくれ」
「失礼します」