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危険な香りに誘われて
第24章 新芽
さぁ、新妻をどうやって可愛がってやろうか。
賢也は、ワインを口に含むと、ぷるぷるの美味しそうな唇に自分の唇を重ねた。

「んっ」

渋めの赤ワインが口移しで流れ、真紀は、喉を動かした。
とろんとした目に映る男は、口角を上げ、官能的な微笑みを見せる。真紀が、手を伸ばすと賢也は、その白い指を口に含んだ。
カリッと軽く指先に歯を立てると組み敷かれた新妻の瞳が大きくなった。
指先を口に含み舌を絡める。

頭の先から足の先まで、愛して、妻を快楽の世界へ連れていき、善がらせ、啼かせたい。
だが、どんなに感じさせても、啼かせても、この体に溺れているのは、自分なのだ。

透きとおるような白い肌が、賢也の愛撫で火照り赤みを帯びる。

「あんっ」

シーツを握りしめ、背中をのけ反らせて甘い声を漏らす。

賢也は、真紀の腕を頭の上で束ねると、脇の下をなめた。

「やっ、やだっ」

腋の下とへそは、苦手らしく、舐めるといつも抵抗する。だが、賢也の力には勝てず、真紀は、やめてと言うだけで、逃げることもままならない。
丸い丘の上で硬くなった薔薇の蕾を口に含む。チュッと吸い、舌先で転がす。

「ハァッ・・・」

自分で乳房を触っても、さほど感じないのに、賢也に愛撫されると、どうしてこんなに感じるのだろう。真紀は、夫の愛撫にうっとりした。

まだ触れていない秘部が、賢也を求めて疼く。

早く入れて・・・・。

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