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危険な香りに誘われて
第26章 嵐
加賀は、テーブルに上半身を乗せた。吉田の大きな手が、腰を押さえつけている。うつ伏せで、今から起きることを想像すると、ドキドキして、下半身が疼く。

吉田に処女を奪われたのは、つい四日前。
想像を超えた未知の世界に足を踏み入れることとなった。

吉田の丁寧な愛撫にうっとりしたが、誰も触れたことのない壁に太く逞しい塊を押し込まれた時は、痛みに堪えきれず、吉田の背中や腕に爪を食い込ませ、ベッドで喚き散らした。
終わった後、大丈夫かと尋ねられ「まだ股間に何か挟まっているみたい」と答えると吉田に笑われた。
拗ねると、吉田は、笑ったまま加賀を抱きよせた。

硬くて逞しい腕、分厚い胸板。
吉田の腕の中にいると安心感が湧く。胸に頬を摺り寄せると、背中を撫でてくれた。胸が高鳴る、毎日この男の腕の中で眠りたい。

ストーカー行為をすれば、同じように疎ましく思われるかもしれない。
吉田に嫌われたくない。

大阪に帰ったら、自分は、もう用済みかもしれない。
ずっと、ここにいられたらいいのに。
加賀は、男の腕の中で切ない思いを胸に秘めていた。

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