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危険な香りに誘われて
第28章 桜
柔らかな風に誘われて薄いピンクの花びらが縁側の下まで届いていた。

「うわぁ。このところ、暖かったから一気に花が咲いたんだ。きれい」

ぼーっと縁側から桜を眺めていたが、ふと思いつき、居間で子供と遊んでいる賢也に声を掛けた。

「賢也、桜が満開だよ」

「そうか」

そっけない返事。興味ないといった態度。

「ねぇ、写真撮ろうよ」

「えっ」

「桜の下で、親子三人の写真撮ろう」

膝の上に子供を乗せて、あまり乗り気じゃなさそうな顔を見せている賢也の肩を揺さぶる。

「俺は、いいよ」

「何でよ。いいじゃない、撮ろうよ。カメラ取ってくるから庭で待っていて」

賢也の背中を軽く叩いて真紀は、部屋を出て行った。

「おい、真紀」
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