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危険な香りに誘われて
第5章 虎の真紀
飲んで欲しい。だが、さすがに無理だな。

「出していいぞ」

賢也は、自分の手を真紀の口元へ持って行った。
可愛らしい口から吐きだされた白濁の体液をシャワーで洗い流す。

「悪い、つい乱暴にしちまった」

シャワーのお湯で口の中をゆすがせる。
口元に垂れた滴を手で拭ってやった。

「でも、めちゃくちゃ気持ち良かった」

「本当?」

「ああ」

真紀がニッコリと微笑んだ。そして賢也の体に自分の体を摺り寄せてきた。
可愛くて、どうしようもない。
賢也は、ギュッと真紀を抱き締めた。


「お礼に体を洗ってやるよ」

「えっ」

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