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果てのない海に呑まれて
第11章 救い
陽が沈み、空は朱から紫、そして藍色へと表情を変えてゆく
部屋も暗闇に包まれ窓辺に寄り添う二人だけがお互いの姿をはっきりと見ることが出来た
そして、感じていた−−−
「アッ…」
前に突き出されたリリアの胸
その先にはレオンの舌が絡み付いている
半分脱がされたドレスの中で、二人は一つになっていた
「赦さないと言った割には…ッ……しっかり私を受け入れているなっ」
「アンッ」
下から突き上げられて高い声を上げるリリア
「ちが…っ……これ、は……ッア!」
いくら言い訳をしようとしても無駄なこと
彼女が少しでも心を許してしまったのは事実なのだから。
「私がどんな気持ちでいるのか知りたいと…ッ……そう言ったな……」
「アアッ…」
「私は……お前に惚れている」
レオンは少し乱れた息を整えようと腰の動きを緩めた
それでも小さく彼女を揺さ振り続ける
「そう何度も言った……だが何故惚れたかは告げなかったな」
「…ンアッ」
彼のモノの根元がリリアの蕾を掠め声を上げさせた
「それはな……」
「…な…に……ッ」
「……教えてやらん」
「……!?」