この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
果てのない海に呑まれて
第18章 訣別



少し迷いながら始められたリリアの言葉は、レオンの手によって素早く制された



「……?」



一瞬前まで柔らかかった顔は警戒するように遠くを見つめている

リリアも反射的にその方向を見るが、彼女の目には何も見えなかった



「レオン……?」



レオンはサッと身を翻すと、同様に異変を察知したミゲルの元へ向かった























「……商船か?」



リリアに聞こえないよう小声で尋ねる



「分からない。だったらどうする」

「ただの商船ならやり過ごせ。

だが……どうも様子がおかしい」

「ああ」



彼らの言う通り、二つの船はもうリリアでさえ分かるほど近付いていた

互いが真っ直ぐに向かい合っていなければこのスピードはありえない




























偶然ではない−−−





そう思わせるのは、その船から発せられる殺気のせいだった



/810ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ